堀部真生(HORIBE)
三角形の肖像
本作品では、三角形という図形をヘアメイクで表現しました。私は、四角形は安定しすぎており、円は転がり続けることから、どこにも留まることのない不安定な形だと捉えています。その中で三角形は、安定感と緊張感を絶妙なバランスで併せ持ち、最も美しい図形であると感じました。
また、三角形は見る人に緊張感や不穏な印象を与える一方で、人間関係や支配構造を象徴する形でもあります。その相反する性質は、絶対的な立場に立つ支配者の姿とも重なると考えました。こうした三角形の持つ美しさと象徴性をヘアメイクで表現したことから、本作品を「三角形の肖像」と名付けました。