ARIMINO Photo Presentation 2026
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[ 2026ノミネート, 美容学生部門 ]

平野路琉(大阪モード学園)

まだ、何色でもない。
何者かになる前の人間には、まだ名前のついていない「余白」がある。
本作では、その未完成さを白という色に重ね、そこへ差し込む赤橙の光によって、内側から生まれ始める感情や個性を表現しました。

ヘアは、完成された美しいシルエットに整えすぎず、顔を覆うレイヤーや不均一な毛流れを残すことで、変化の途中にある曖昧さを表現しています。また、髪を頭部だけで完結させず、衣装のベルト部分にもエクステンションを取り入れることで、身体へと髪が連続していくようなデザインにしました。ヘアとファッションという本来分けられている領域の境界を曖昧にし、「自分を形づくるものはどこまでなのか」という問いを込めています。

衣装には白を基調とした、光によって表情を変える立体的な質感を選びました。髪・肌・衣装を近いトーンで繋げることで人物そのものを一つの“余白”として捉え、そこへ赤橙の光が浸透するように設計しています。無機質にも見える白の世界が、光を受けた瞬間に温度を持ちはじめる。その変化によって、まだ定まっていない存在の中に「自分だけの色」が生まれる瞬間を描きました。

完成していないからこそ、何色にもなれる。
まだ名前のない自分に、初めて熱が宿る瞬間を表現した作品です。

※敬称略。

※テキストはご応募時にご入力頂いた内容に準じているため、誤字脱字と思われる箇所・機種依存文字による文字化けと思われる箇所等についてもそのままにしています。

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