藪内 洋介(valeur)
踊る、自由に。動き回る、自分らしく。
赤と緑の補色を全体に使い、さらにアクセサリーやジャケット等で少しエレガントな感じなのに退廃的な印象のライティングやヘアや衣装のダメージ、ヘアデザインもカールを沢山使いながらもシルエットはスクエアに、対極な物を組み合わせて成立させる事でノーノーマルを表現しました!
今回のテーマである『 NO NORMAL』を、表面的なパワーを持った表現でなく、モデルに向き合い、ヘア、メイク、衣装、雰囲気のデザインを極力削ぎ落としブラッシュアップする事により、モデルに必要なデザインがフィットした、内面から滲み出る様な儚くも美しい強さを持った女性像を制作意図としました。
色の使い方、衣装とメイク、ライティングで遊びを入れて絵画のような、ファンタジー映画に出てきそうな雰囲気を作り出してみました。
モデルさんもあえて目を半開きをして頂き不思議と この作品のイメージを膨らませていただけるような世界観を作ってみました。
作品を見ていただき一人一人が違うイメージを描ける、そんな意図にしています。
”No normal”、No gender、No culture、No border
新たな価値を生み出すことのできるmix culture、東洋でも西洋でもない絵作りを表現しました。
自己主張。女性主張。現代で女性がもっと自己表現や発言をして欲しい。
誰かと比べるのではなく、自分と向き合いながら活躍して欲しい。
正しいと思う事はハッキリと言い、間違っている事は誤り改善すればいいと思います。ヘアスタイルも自由に表現し、自分をアピールして欲しいと思います。
強い女性であって欲しい、優しい女性であって欲しい、そんな思いで作品作りをしました。
モノクロは強いイメージがしますが、逆に何色にも変化出来ること、これからのスタートと思います。今までとは違った女性のヘアデザインをもっと考えていきたいと思います。
かぐや姫をテーマに創作。着物だからって和髪とはかぎらない。ベリーショートもかっこいい。強く生きる為自分で髪を切ってしまったのかもしれない。着こなしも正しく着物を着る必要はなくその人に似合うその人にあった着こなしで、自分で月に帰ろうとする自立した強さのあるお姫様。そんな女性が私は輝いてると思う。
テーマは『未(ヒツジ)』です。私自身が未年で今年が厄年であり、本厄にあたるので今年最初の撮影は未にしよう!と思いました。厄年というとあまりいいイメージではないのですが、昔では『役年』と言われていたらしく、節目の年と考えられていたそうです。どうせならそんな一年を自分らしく楽しんでいこう!と思い、未を想いのままに表現しました!
アフロと言えば造形は丸ですが、あえて逆三角形にする事で少しだけ違和感のあるスタイルに仕上げました。
人は当然ですが、作品も差別や偏見があってはならないという思いを込めました。
ヘアーは、前上がりにカットしバックにポイントを作りました。ヘアのエッジ感と、衣装の美しさが際立つようバックからの光で撮影しました。いろんな感情が一枚の絵から伝わると嬉しいです。
よろしくお願いします。
肌の色、性別、ファッション、自他と共に認め合い尊重して生活できるようになってきた近年で、私が困惑していることが、「なんと表現していいかわからない、自分でもわからない」という自信の裏側にある感情です。その”あいまい”な部分があるからこそ、その人らしさ、人間味がでて面白いとも思います。
今回の作品はその”あいまい”な部分にフォーカスしました。
モデルの髪は、長さの短長、質感の混合で意志の強さを表現してますが、ピンク色の髪は女子はやっぱりなんやかんやまだピンクが好きだし、人気。という矛盾で曖昧な部分を表現をしてます。そんなところが良いなと思います。
この作品を見て、色んな人が色んな感情になってくれればとても嬉しいなと思います。
【ヘアー メイク ファッション】この3つの要素を今回のモデルさんに似合わせ、躍動感を表現しつつ衣装やアクセサリーなど細部まで拘り組み合わせ、僕が思う今回のモデルさんの1番可愛い、お洒落を表現しました。
一眼見て「普通じゃない」と伝わる作品を目指しました。コンセプトが伝わらなければ意味がないと考え、思いっきりやってみた作品です。
テーマのNO NORMALに自分の好きなSF、ディストピアの世界観を重ねて、とても自分らしい作品が作れたと思います。私が作品を残すにあたって大切にしている、映画のワンシーンを切り取ったような世界観が伝わることを祈っております。
テーマ: 宗教的×Metaverse、オッドアイのモデルさんが持つ神秘的な雰囲気に合わせ、少し宗教的な女神のようなイメージでつくりました。
私はある意味宗教も仮想空間ではないかと思い、宗教的な宇宙空間的なちょっと怖い感じを表現しました。宗教とファッション、結びつけてはいけないよーな、結びつかないよーな、そんな感じを表現しています。
gaslightingをテーマに考えました。心理学用語で精神的虐待を意味し、その目的は相手を”破滅”させる事にあります。幼少期からガスライティングを受けてきた女の子をイメージし、衣装は幼い女の子が着ていそうなフリル付きの小花柄のワンピースで、首の細いリボンのチョーカーと、チュールのベルトは加害者からの支配や束縛を表しています。派手なピンクカラーの頭髪に根元、フロントの毛先、もみあげのみのブラックポイントカラーと、腕のタトゥー、鼻ピアスは彼女の中の”破滅”に値する部分を表現しています。また、ガラスライティングは‘上下のある関係’において引き起こるため、モデルさんには、レンズを下から覗き込んでもらい、下の存在であることも表現しています。他者から見たno normalな人生が、ある人にとってはnormalな人生なのかもしれない事を伝えたいです。
ノーノーマルという創作テーマを元に、「多彩」というテーマでこの作品を制作させて頂きました。このテーマにした理由としましては、美容のちから、かたちは、誰にも当てはまる普通や常識や決まりごとはなく、多様性や個々の違いが一段と尊重されつつあるいまい今こそ自分らしく美容やファッションを楽しんで欲しい、「色」を使って楽しんで欲しいという思いを込めて「多彩」をテーマにして作成させて頂きました。
青とオレンジ、冷静と情熱。
あらゆる自己表現によって蓄積した価値観はセルフヴィンテージなオートクチュール、日常は瞳の色次第で非日常にもなりうるのなら普通も特別も、境界線はあいまいで自分の中にしか在り得ないノーマル、ノーノーマル。—
バスキアのスカルの絵からイメージしたストーリーを軸に、パンク/ノージェンダー/タイムレスなテイストを意識してヘアメイクとファッションに落とし込みました。映画の中のワンシーンを切り取ったようなムードになるようトライしました。