田口 佳奈穂(名古屋モード学園)
メイクはライラックの花をイメージし、髪は濡れた感じを演出するため、ジェルで貼り付けました。
モデルさんの好みに合わせて衣装をパターンから制作しそれに合ったヘアメイクを施す事で自信やパワーに満ち溢れる個性的な女性を表現しました。
今の時代では自分らしさをファッションやヘアメイクを通して自由自在に表現出来ます。
どれだけ派手で独特な表現をしてもその表現の中に自信に満ち溢れた何かがあるだけで社会に溶け込み高評価を頂ける時代です。
自由自在に自分を表現する事を認められているこの時代だからこそ常識を超えた刺激的な発想に満ち溢れた世の中になって欲しいという気持ちを込めた作品です。
トレンドのデニムやY2Kのスタイルでモデルさんの魅力を引き出しました。彼女の明るさや「好き」をシールやワッペンを使って全身で表現しました。ヘアの三つ編みはデニムのブルーとシールのピンクを使用し統一感を出しました。
今回私は、メイクでは赤く発色のいいリップに肌には艶感を出し肌と唇のコントラストをつけ儚げな印象のメイクにし、ヘアスタイルでは緩く大きいカールを作りあげました。服は黒くスタイリッシュな印象にし、セクシャリティを問わず誰もが本当の自分を出せるようにと思い制作致しました。
海外のファッション雑誌の1ページに載っている女性をイメージとして撮影しました。
ヘアはくせ毛のようなふわふわにして、メイクは青のラインで2本線を入れました。
コーデのポイントはデニムとチェック柄を合わせたスカートです!チェック柄も3種類使っていて色んな形を組み合わせました。
“NO NOMAL”つまり、“普通じゃない”をテーマに作品を作るにあたり、普通じゃないことの楽しさ、自己表現の楽しさだけではなく周りと違う特徴があるため苦しめられてきた”普通じゃない”人を表現したくピエロメイクの女の子を作りました。人々を楽しませると同時に、生活にハンデがある人々の職業でもあった道化師のメイクで、現代に生きづらさを感じている人々に重ね合わせメイクやヘアーが少しでも自分の武装になるようにと願いを込めてこのルックを作りました。
NoNormal 性別 個性 自由 僕 。思考、手の赴くがままに作成しました。
ヘアで同時に男性らしさ、女性らしさを表現してみたり、デニムでドレス作ってみたり、中性顔のメンズに着せてみたり、価値観が揺れ動く世で大事な芯、儚い力強さをモノクロで演出。
そんなちぐはぐな作品、貴方の解釈でお楽しみください。
今回の「Nonomal」というテーマをどう表現するかとても迷いました。ジェンダーレスが話題になっている中、女性らしさや男性らしさとは何かを考え、両方の要素の中に「違和感」を組み込んでこの作品をつくりました。少年ぽさもあるモデルさんにレディースの下着やシューズを着用してもらい、その上からメンズ要素のあるジャケットに違和感のある付け方のネクタイとソックスでバランスを崩しています。ヘアもガチガチに作り込まず元のデザインから日常ではあまり見ないデザインのヘアスタイルにしました。メイクはあえてナチュラルにモデルさんそのままの表情を活かせるメイクにしています。一般的に思う「normal」とは何か、人それぞれだと思います。自分の思うnormalが当たり前とは思わず、自分自身の「Nonormal」を尊重するように世の中も受け入れられる人が増えたらいいなと思います。
撮影日が自分の20歳の誕生日と近かったので、誕生日パーティーをコンセプトに、撮影をしました。誕生日パーティでよく使用する飾り付けやクラッカーを、壁などではなく、自分自身の洋服に飾りつけ、「NO NOMAL」を意識しました。バナナを電話のように扱い、誕生日にお祝いの連絡がきているというイメージの、ユーモアのある作品に仕上げました。メイクは、鼻に生クリームがついたイメージをオレンジアイシャドウで派手に遊んでみました。沢山の遊び心がある、10代最後の作品です。
「NO NORMAL」というテーマから、「私にしか似合わない」「誰にも真似出来ない」個性を確立し自分の道を進む芯のある強い女性をイメージして制作しました。作品のポイントは、一つ一つに強さがある中どこか一点だけが目立つことのないようなベストなバランスです。「私にしか似合わない」「誰にも真似出来ない」というイメージから、見たことがないような段々になっているヘアスタイルに落とし込みました。カラーでは刺激的で目を引き強い印象を与えられる赤をメインに、ポイントで黒を使うことで作品全体を引き締めています。スタイリングもヘアメイクに負けないような強さを意識し、大ぶりのアクセサリーを2個づけしたり穴が空いてあるようにも見せられるシースルートップスを使い、大胆でクールなイメージに仕上げました。また敵を寄せつけないような強さを出したかったため、モデルさんにはカメラに向かって睨むような表情をしていただきました。
多様性という言葉が流行し、多様性多様性と謳われすぎた若者達。snsを見ても街中を歩いても私はときめかなくなった。私もその若者の一人にすぎなく、この作品は私の時代流れの悲しみを表すのブルーを目の下に引き、あえて見栄を張らない真のノーノーマルをファッションで表しました。多様性、個性的、とは何か?性別は?国籍は?私は気にしない。派手な色や派手なメイクをしなくても、その人自身のオーラで感じて欲しいと思いこの作品を制作しました。
「No Normal」底なしの美しさ。モデルさんの心の美しさやお花のようなヘアを引き立たせたく、メイクは控えめにしヘアをビッグシルエットにしパワーのある作品をつくりました。