西山文人(hair&make BARBiCAN)
ガリアーノ就任後のマルジェラをテーマにしました。それ以前に比べて、ガリアーノの官能さがマルジェラの前衛的でミニマムさに、柔らかさと深さが出た様に、これからマルジェラを着せるトルソーに、チラッと愛が覗く感じを見立てて製作しました。表情を隠すヴェールはあえて最低限で、そこから透ける目線が見る人に語りかけるように思いを込めました。
全体にシアー感を大事にし、バックも緞帳の様に布感を出してます。
「見える」より、「感じる」本質の哀楽を表現しました。