増田 凪砂

名古屋モード学園(美容学生部門)

この作品には、私の感じる年齢の枠組みを超えた個性の重要性を詰め込みました。子育てや家事に追われる母親、社会からの同調圧力から自分の個性に目を瞑っている社会人、年齢の壁や体の不自由さから自身の好みを諦めてしまった高齢者。「出る杭は打たれる」日本社会において、このように自身の枠組みや社会の常識に囚われてしまう大人はとても多いです。そのような光景を見て私は、子どもが純粋に自分の好みを探求するように、大人になっても、自分が感じるおしゃれを追求し続けることを忘れないで欲しいと強く感じます。この想いを表現するためにまず、きっちりと固めたヘアで大人の雰囲気を。女性らしさを表すピンクと、ピュアさを表す艶で、いつまでも子供心を忘れないでというメッセージをメイクに落とし込みました。そして最後にファッションには、鮮やかな色合いを用いて自分の個性を解放し、いつまでもおしゃれを楽しんで欲しいという願いを込めました。

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